～ 天文家の人物伝 ～
山路主住(やまじぬしずみ) 幕府天文方
幼名 久次郎、後に彌左衛門。字、君樹、連貝軒、聴雨と号す。
中根元圭に学んだ後、松永良弼、久米島義太に学ぶ。
宝永 元年(1704) 生まれる。
享保 六年(1721) 中根元圭、吉宗に召され江戸に来る。
享保 九年(1724) 正月二八日松前主馬組御徒へ召し出される。(21)
享保十四年(1729) 之徽，生まれる
享保十八年(1733) 二月二日支配勘定
中根元圭没する
元文 三年(1738) 松前主馬、大目付となる。
元文 四年(1739) 八月十三日、御留守居瀧川播磨守組小普請入りを命ぜられる
寛延 元年(1748) 渋川六蔵、西川忠次郎の補暦之御用手伝 三人扶持（45）
寛延 二年(1749) 五人扶持となる
寛延 三年(1750) 渋川・西川と共に京都へ行くが仙洞崩御のため江戸に帰る
贅式演段 (写本 / 寛延4年 / 山路主住術 / 1冊 / 狩野-7.20418.1)
宝暦 元年(1751) 再び京都に行く
宝暦 三年(1753) 小普請組
宝暦 五年(1755) 七月関東秋分測量のため、江戸に帰る
九月渋川図書と京都へ行く
十月関東冬至測量のため江戸に帰る。
十二月二八日 金三両を貰う。
宝暦 六年(1756) 再び京都へ
宝暦 七年(1757) 江戸に帰る
宝暦 九年(1759) 関算前伝「弧背詳解」の序文を書く。
宝暦 十年(1760) 之徽，暦作測量御用の手伝
宝暦十二年(1762) 藤田貞資，山路の天文測量手伝となる。
[土朶]畳招差之新術後編 (写本 / 宝暦12年 / 山路主住訂書）
鉤股三円前后集 (写本 / 宝暦12年 / 山路平主住再訂 / 1冊 / 林集書-0229)
明和 元年(1764) 天文方に命ぜられる。御蔵米百俵、五人扶持。
明和 三年(1766) 家治に拝謁。（凌明院殿）
明和 四年(1767) 藤田貞資，眼病のため天文手伝を辞す。
明和 四年(1767) この頃、船山輔之が入門。
明和 五年(1768) 「五星平合細草」
盈[月肉]演段 (写本 / 明和5年写 / 山路主住編術 / 1冊 / 林集書-0179)
金星見行草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0812) 宝暦暦
月離見行草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0811)
五星見伏見行草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0814) 宝暦暦
五星平合細草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0810)
木星見行草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0813)
日躔草 (写本 / 明和5年 / 山路主長 / 林集書-0809)
明和 七年(1770) 十一月二八日、船山輔之に関流の免許を授ける。
明和 山路，松永貞辰に見題，隠題，伏題免許
明和 八年(1771) 山路，松永貞辰に町見術の免許
安永 元年(1772) 十二月十一日歿す。谷中大泉寺に葬る。
┌─山路之徽
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┌─建部賢弘──中根元圭─┐ ├─安島直円
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│ 久留島義太─┤ ├─藤田貞資
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関孝和─┴─荒木村英──松永良弼─┴─山路主住─┼─有馬頼憧
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├─戸板保佑
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├─船山輔之
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├─松永貞辰
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├─清原雅穎
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├─豊田光文景
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└─菊地方秀