開成丸

~ 江戸航海 ~

■開成丸年表


安政六年(1859)
  正月 十二日、村田ら、江戸行きを拝命 
     十七日〜二十五日、乗船景況書の試験航海(第5次試験航海) 
  二月 十二日 第一次航海 
  三月 岡千仭、江戸で開成丸を観る 
  四月 八日 福山藩の江木鰐水,開成丸を見学 
     二一日、開成丸,寒風沢に帰艦 
  五月 この頃,小野寺鳳谷,『書開成丸図後』を著す 
 十一月 村田、内池ら江戸へ出帆の準備 
 十二月 六日、開成丸,江戸深川に着く(第二次航海)

万延元年(1860)
  正月 元日、開成丸,安房国の根本沖を航行(第二次航海)
 十二月 二日、開成丸江戸へ出帆。石浜で風待ち(第三次航海)
     二日、函館奉行所建造の「亀田丸」、寒風沢に寄港か 
     六日、開成丸,江戸へ航海(第三次航海) 
     十二日、開成丸、伊豆下田に着く 
     二一日、開成丸、浦賀に入る 

文久元年(1861)
  一月 六日、開成丸に塩を積み込む 
     十三日、開成丸、品川沖 
     十六日、村田明哲、江戸の三浦陶蔵を訪れる 
     二六日、開成丸、浦賀に戻る 
  二月 二日、朝陽丸測量方、荒井育之助、古河源吾、開成丸を見学する
     三日、開成丸、浦賀を出る 
  三月 七日、開成丸、寒風沢に戻る 

文久二年(1862)
     村田善次郎 蝦夷地□浦御用

慶応元年(1865)
     三浦乾也、改易


 


江戸航海

大槻如電の「新撰洋学年表」には、開成丸が三回目の航海で座礁した旨の記述があります。また、仙台市民図書館の「ふなわたり日記」には、四度目の航海が記されていますが、出だしは三度目の航海で大きなダメージを受けた開成丸の補修が書かれています。開成丸は、文久二年までの間に四度の航海を行ったことがわかりました。


資料はこちらからご覧いただけます

・「ふなわたり日記」 仙台市民図書館
https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko08/bunko08_a0231/index.html

第一次航海(往路)

安政六年二月~四月に行われた第一次航海の往路です。

第一次航海(復路)

安政六年二月~四月に行われた第一次航海の復路です。

第二次航海

安政六年末~七年春にかけて行われた第二次航海です。

第三次航海

万延元年末夏に行われた第三次航海です。

第四次航海(往路)

万延元年十二月~二年三月に行われた第四次航海の往路です。

第四次航海(江戸湾)

万延元年十二月~二年三月に行われた第四次航海の途中です。

第四次航海(復路)

万延元年十二月~二年三月に行われた第四次航海の復路です。

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